ゴルフを始めたばかりのころに「打ちっぱなし」に行くのは期待と不安が入り混じりますよね。
新しいことに挑戦するワクワク感がある一方でみんなに見られている不安感。
私も最初はそうでした。
人があまりいない「打ちっぱなし場」を探して通ったものです。
しかし、このような不安を乗り越えることで、ゴルフの楽しさや自分が上達する喜びを味わうことができるのです。
そんなあなたのために、今回はゴルフ打ちっぱなし初心者が直面する5つの課題とその解決法をご紹介します。
練習を効率よく進められるように私の経験もふまえて解説していきますね。
あなたの練習の効率が飛躍的にUPしてゴルフがもっと楽しくなるのを願っています。

はじめまして!ゴルフが大好きな月イチゴルファーのよしさんです!
この記事では初心者がゴルフ練習場で効率よく練習できる方法を紹介しています。
月イチゴルファーです。広島でゴルフを覚え周ったコースは46コース。最初に使ったクラブはMIZUNOの軟鉄モデル(ミズノプロMS-11)です。ボールは糸巻きのTHE REXTAR、 ドライバーはパーシモンを使ってました。現在はアイアンはヨネックスNI-CB,ドライバーはテイラーメイド、ボールはSRIXON Z-STARです。
課題1:打ちっぱなしに行くときに必要なものは?
打ちっぱなしに行く場合は基本ラウンド(ゴルフコースを周ること)と違って、それほど服装を気にする必要がありません。
ですがスイングしにくい服装は避けた方が無難です。
運動をするので汗をかくことを想定して着替えやタオルは用意しておいた方が便利です。
ゴルフアイテムですが、グローブは用意してください。
素手で練習をすると汗ですべってクラブが練習場内に飛んでいくことがありますからね。
練習場にクラブを飛ばした場合は絶対に中に入らないでください。必ず係の人に届けて他の人たちに練習をやめてもらってから取りに行くようにしましょう。
靴もできればゴルフシューズが好ましいですが、運動靴でも問題はないです。
ゴルフクラブですが、まだ購入していないのであればゴルフ練習場にレンタルのものが用意されています。
1本あたり無料から300円程度です。
クラブをすでに揃えている場合はフルセット持っていく必要はありません。
最初はピッチングウエッジと9番・8番で十分です。
パターの練習ができるのであればパターも用意してください。
理由は、コースを回るときに一番使用するのはパター次にアイアン、一番使用しないのはドライバーだからです。
でも、やっぱりドライバーを振り回したいですよね。
私も練習を始めたばかりの頃はフルセットを担いで練習場にいきドライバーを振り回していました。
そのころ同じ時期に始めた先輩がいて、よくコースも一緒にラウンドしていました。
お互い100~110をいったりきたり
それから1年後、久しぶりに先輩とラウンドしたらスコアの違いに愕然としました。
先輩は80台、私は100台前半です。
悔しかったですね。
先輩にスコアアップの秘密を聞いて納得しました。
ひたすらパターと50ヤードのショットを磨いたと教えてくれました。
やっぱりゴルフの腕を磨きスコアアップをしたいのなら、ドライバーよりパターやアイアンなんです。
地道な努力がコースにでるとはっきり結果で花が開きますよ。
課題2:基本のスイングはグリップとアドレスから
あなたはゴルフ練習場で練習するときに、きれいに真っ直ぐボールを飛ばすことを目的にしていませんか?
ボールをきれいに真っすぐ飛ばすことより、曲がってもいいので狙ったところにボールが飛ぶことの方が大事です。
そのためには、基本のスイングに重要な2つのことを覚える必要があります。
2つの重要なこととは、グリップとアドレスです。
それぞれの重要性を解説しますね。
正しいグリップがスイングを作る
ゴルフにおけるグリップ(握りかた)は体をつなぐ唯一の接点です。
グリップひとつでスイングの良し悪し、球筋(ボールの飛び方)が決まってきます。
ですが案外いい加減にグリップする人が多いです。
グリップには3週類と2つの方法があります。
オーバーラッピンググリップ | 左手の人差し指と中指の間に右手の小指を乗せる方法で、両手でクラブを包み込むような握り方です。 |
インターロッキンググリップ | 左手の人指し指と中指の間に右手の小指を絡める握り方です。オーバーラッピンググリップよりも両手の一体感が強く、方向性に優れている握り方とされています |
テンフィンガーグリップ | 別名ベースボールグリップとも言われます。 左右の指を絡める事無く、10本全ての指でグリップします。両手でしっかりと握れて手首の動きを使いやすいので、非力な方に向いています。 |
【参考】
握り方は3種類ですが、さらに右手の握り方には2つの方法があります。それが、ストロンググリップとウィークグリップです。私がゴルフを始めた頃はウィークグリップの方もいましたが今はストロンググリップが主流です。これはクラブの進化が原因と言われています。
青山加織プロが細かく解説した動画を引用しています。
こちらを参考にどうぞ
引用元:GOLFavo ゴルファボ
※ 練習場にはレッスンプロも在中していますのでワンポイントレッスンで教えてもらうのもありです。
正確なアドレスがショットの成功を決める
アドレスとは、ゴルフボールを打つ準備をする姿勢全般のことです。
アドレスは3つの要素にわかれています。
ポスチャー(姿勢)・スタンス(足の位置・幅)ソール(クラブの接地)です。
ショットの成功はアドレスで決まると言っても過言ではありません。
それほど重要ということになります。
- 棒立ち
- 目標より右を向く
- 腕の位置がバラバラ
● 棒立ち
初心者がアドレスをすると、前傾が浅い棒立ちといわれるアドレスになりがちです。
棒立ちのスイングでは、横振りのスイングになりやすく、横振りでは球筋が安定しないし、ミート率が下がってしまいます。
● 目標より右を向く
アドレスで目標より右に向いてしまうのはある意味自然なことなのです。一番わかり易いのが、線路を思い出してください線路の真ん中に立った場合に2本のレールは遠くになるほどレールの幅が小さく見えるはずです。
遠くのターゲットを見てアドレスした場合に右を向きやすくなることは覚えておいてください。
● 腕の位置がバラバラ
グリップと体の間にスペースが空きすぎるとゴルフクラブが体から離れてしまうので、スイング軌道が不安定になり、ボールに力が伝わらりません。
逆に近すぎると窮屈なスイングになりクラブをスムーズに振れません。
アドレスに関してはGOLFavo ゴルファボさんの記事が参考になるので読んでみてください。
課題3:リズムとテンポの重要性
ゴルフでは、リズムとテンポがとても大切です。
リズムやテンポはスイングの安定性や良いスコアに直結します。
昔、ちばてつやさんのゴルフ漫画『あした天気になあれ』で、主人公の向太陽がスイングのリズムをとるために使った「チャー・シュー・メン」という掛け声が話題になりました。
それくらい、リズムやテンポを意識することは重要なのです。
実際にコースにでると、緊張や周囲の状況でリズムやテンポが乱れやすくなります。
それがスイングの乱れにつながり、スコアにも影響を与えてしまいます。
打ちっぱなし場でリズムやテンポを習慣づけることで、自分のリズムに集中できるので他のことは何も考えなくなります。
いつでもリズムとテンポを同じに心がけるとミスをしても引きずらなくなります。
コースでも安定したリズムやテンポでプレーができるようになれば良いスコアが出るようになりますよ!
課題4:打ちっぱなし場の打席の選びかた
初めてゴルフ練習場にいくと、打席選びを迷うことがあります。
1階だけの打ちっぱなし場ならどこの場所でも大丈夫ですが、2階建てや3階建ての打ちっぱなし場の場合は違ってきます。
初心者にオススメは2階の一番右打席です。
なぜ?2階の打席がオススメなのかメリット・デメリットをふまえて説明します。
2階打席のデメリット
- 左足下がりになっているところもある
- アプローチの練習には不向き
- 目線が下がる
以上のように2階打席には2つのデメリットがあります。
それぞれ詳しく解説しますね。
デメリット①:左足下がりになっているところもある
2階のデメリットは建物の作る際に雨の水はけ対策として打席が少し左足さがりの練習場が多い点です。
2階は落ちることはないのですが、慣れないうちは無意識に左足を踏ん張りすぎてうまく体重移動ができないことも注意してください。
デメリット②:アプローチの練習には不向き
2階打席でのアプローチは距離感がつかみにくいです。
100ヤードくらいなら落ちところまで見えるのでいいのですが、30~40ヤードなどの短いアプローチは落ちる場所を確認できにくいです。
2階でアプローチを練習する場合は距離感より方向性重視で練習しましょう!
デメリット③:目線が下を向きやすい
左足が下がり易いのは先ほど説明しました、左足が下がると自然と目線は下を向きやすくなります。
目線が下がると右肩が上がり、引っかけたボールが出やすくなります。
2階で練習する際は、目線を平行に保つ意識を持つことが大切です。
目線を意識して、2階で練習をしているとコースに出た際に打ち下ろしのショートホールで左に引っかけてOBは減ってきます。
2階打席のメリット
次は2階打席のメリットを紹介しますね。
これを知れば初心者は2階打席で練習することの大切さがわかると思います。
- すくい打ちの矯正
- 力を抜いて打てる
- ボールの落下地点が見える
- 右端を選ぶことでスライスの矯正ができる
- 料金が割安になっているところが多い
2階打席には以上のようなメリットがあります。
それぞれのメリットを詳しく解説していきますね。
メリット①:すくい打ちの矯正
初心者の多くは「すくい打ち」の傾向にあります。
これはボールを上げたい気持ちが強くなりダウンブローをマスターしていないからです。
そして1階の練習場は打った球を最後に回収しやすいように奥に行くほど打席よりたかくなっています。
そのため、無意識に目線が上を向き左肩が上がりやすく「すくい打ち」が起きやすくなるのです。
1階でがむしゃらにドライバーを練習すればお金をだして「すくい打ち」を強めていくようなものです。
初心者のうちは2階で練習すれば目線が上がることがないので「すくい打ち」は矯正されます。
そして、無意識に左を踏ん張ると説明しましたが、踏ん張ることによって”ダウンブロー”の感覚が身につく利点もあるのです。
メリット②:力を抜いて打てるのでスイングが固まる
基本、練習場のボールは本番球に対して10~15ヤード飛距離が落ちるのですが、2階は1階にくらべ4メートルほど高いのでボールが飛びやすくなります。
1階ではそれほど飛んでるようには感じないのでスイングが力みがちになります。
ですが2階だと飛んでいるように感じるので力みがとれて気持ちよくクラブがふれるようになるのです。
2階での練習はリラックスしてスイングできるのでフォームも安定してきてスイングを作るのにオススメです。
※スイングを固めるオススメの練習器具を紹介します。
メリット③:ボールの落下地点が見える
さきほど練習場のボールは飛びにくいと説明しましたが、2階での練習ではあまり気にすることはありません。
2階ではボールが落ちることろを確認できるので目標に対して狙ったところに落とす練習ができます。
メリット④:右端を選ぶことでスライスの矯正ができる
2階打席の一番右端で練習するとスライスの矯正になります。
理由は右側にネットを感じるので無意識にアウトサイドインの軌道でクラブを振る癖がつきやすくなります。
それはアドレスした際に右肩のラインが少しオープンになりやすくなるためです。
もう一つの利点は、練習場の端には鏡を設置してある場所が多く、自分のアドレスやグリップを確認できるからです。
スライス(飛んで急に右に曲がる)が強い人は右端の打席で練習することをオススメします。
メリット⑤:料金が割安になっているところが多い
ゴルフの練習が土曜日・日曜日か祝日しか時間がとれないと練習場の代金もバカになりませんよね。
おまけに練習場も混んでいるので1階の待ち時間は何時間もかかることにもなります。
その点、2階での練習はあまり人気がないのですぐ利用できたりします。
おまけに2階での料金は割安になっているところ所が多いですから利用しない手はないですね。
課題5:メンタル面の強化と集中力アップのコツ
2階で練習すると人が少ないので集中して練習ができます。
メンタルを強化するためにはリズムとテンポを意識する必要があります。
リズムの作り方は人それぞれで違って大丈夫です。
そこで私が広島にいた頃、有名なレッスンプロに教えたもらったスイングリズムを紹介します。
- 鼻でゆっくりすいながらクラブをあげる
- トップまで上がったら息を止める
- インパクトからフォローまで口で細く長く吐く
息を鼻で吸うとアドレスからトップまでクラブをゆっくりあげられます。
トップまで鼻で吸う時に注意するのはおへその下の丹田に酸素がたまるイメージです。
そこからインパクトからフォローまで口で細く長く吐きます。
これをすることでスイング中は打つことに集中できます。
テンポの作り方は” アドレスまでのルーティンを決める”ことをオススメします。
練習場でボールを打つとポンポンと打ち続けてしまいがちです。
OBやペナルティで打ち直しする以外はコースでは最初に打ったボールでゲームが始まります。
練習場のように2度つづけて打つことはありません。
だから練習場でも面倒くさいですがパターを含むすべてのクラブで1球、1球後方から目標を確認していつものアドレスを作る練習をしてください。
最初はミスショットは気にしないで練習するのがコツです。
リズムとテンポを作ることだけを意識してください。
この練習は50球打つだけでも相当時間がかかりますが確実にリズムやテンポを作る練習になります。
自分のルーティンができればどんな状況でも集中することができるようになりますよ。
この記事のまとめ
- 打ちっぱなしに行くとき必要なもの
- 基本のスイングはグリップとアドレスから
- リズムとテンポの重要性
- 打ちっぱなし場の打席の選びかた
- メンタル面の強化と集中力アップのコツ
この記事では以上のような内容をお届けしました。
打ちっぱなしの練習場では以外に注意することが多いと感じたかもしれませんね。
他の趣味に比べゴルフはお金も時間もかかります。
そんなゴルフの腕を磨くためには効率よく練習ををすることが大切です。
練習するときは目的をもってやってください、打ちっぱなしの練習場では”練習の練習”になりやすいですからね。
あなたのゴルフライフが楽しいものになりますように願っています。